テレビドラマ

ハノイでやっているテレビドラマには大きく分けて3種類あって、ベトナムのドラマ、韓国のドラマ、中国のドラマに分けられます。いろんな番組を見ていると、ベトナム人の好みのドラマの傾向と各国のドラマの特徴がなんとなく分かってきます。

まず、若者に一番人気の韓国ドラマの特徴としては、トレンディであることです。恋愛だけを対象にした軽いタッチのドラマが多く、出演者もみな美形でスタイルも抜群、韓国ちっくな濃い化粧も忘れません。非現実的な人たちで構成されている、若者たちの憧れるようなOLの恋愛ストーリがメインであることが多いです。実際に韓国でどれくらい前に放映されていたのかは分かりませんが、内容は分かりやすく、展開も先が読めるので安心して見ることができます。マメ的には、韓国の女優さんのメイク(クッキリまゆ毛&濃すぎるアイシャドー&オーバーリップぎみの口紅。)と、韓国の男優さんが全くかっこよくない、というところがツボだと思ってます。
次に、中国のドラマは、トレンディドラマなども含め種類はいろいろあるんですが、ベトナム人に人気なのは、歴史ドラマのようなものです。三国志みたいな雰囲気の、戦争がもりだくさんで、男の人はみんなヒゲだらけ、みたいな。でも、映像のスケールが大きいので見ごたえはあります。マメがついつい見てしまうのは、日本の昼ドラのようなな、ドロドロな大人のファミリードラマや恋愛ドラマです。中国ドラマの何がいいって、女優さんの目を見張るような美しさです。ベトナム人は、韓国人女優が一番キレイと思っている人が多いようです(これもテレビドラマの影響)が、マメ的には、中国人の女性のきれいなことと言ったら!好みの分かれる美人ではなく、王道をいく美人が多いんです。しかも、体格も大きめの人が多いので、世界に通用する美しさだと思います。男優さんは、うーん、昔の言葉で言うとソース系の、ちょっと暑苦しくてどんくさそうな男前が多いかなぁ。
最後にベトナムのドラマ、これはすごい!恋愛、家庭、仕事、どれをとっても超ドロ沼!!そんなに不幸が次から次へとやってきていいのか??世の中にある不幸を思いつくだけ並べてみましたっていうようなドラマが非常に多いんですっ。さぁ、みんなで不幸な単語を並べてみましょう。裏切り、不倫、倒産、汚職、密告、エイズ、癌、流産、失明、交通事故、麻薬中毒・・・うーん、もっとありますか?とにかく、これらすべてがひとつのドラマに満載されていることも少なくありません。
あと、効果音もすごいっ!マメがベトナム語を習いたてのころですら、この効果音のおかげでたいていのドラマの内容は分かることができました。例えば、「ガガガーン」=”お父さんが心臓発作で倒れた・・・という手紙を読んだ”、「ダダダーン」=”妊娠が発覚した日に、夫の麻薬針を発見!”とか(音を書いても分かりませんよねぇ、なはは。)ね。とにかく、とってつけたような効果音がやたらと耳につくのが特徴です。
極めつけは、女性の笑い声がヘン。これも見た人しか分からないことなんですが、女性同士が話してる場面で、やたらとわざとらしい笑い声を流します。鼻でぬけるような声で「うふふふふっ。」と笑い合う女性たち、こういう場面がはっきり言って多すぎます。男性に向かっては、やたらと「んふっ」と色っぽく声を漏らして笑うんですが、これもちょっと鳥肌ものです。だって、日常生活でたくさんのベトナム人を見ているけれど、こんな不自然な笑い方をしている女性を見たことがないんですもの。。。一般の、快活に笑う女の子たちのほうがずっとずっとさわやかでかわいいのにね。あれはいったい誰の趣味なんだろう、といつも思いつつ、自分の鳥肌をなでるマメなのです。
ちなみに、俳優さんの数が少ないようで、いつもいつも同じような顔ぶれのドラマが多いです。女優さんはモデル系の人もいるけれど、美人といえる人はあまりいません。男優さんは、外見はまぁまぁですが、やたらと甘い声で”愛してる”という直球を投げるような発言が多いのが気になります。(→これは一般の男の子にもややあてはまるので、文化の違いですね。よく言うと、欧米人に近いんです。)

こんなふうに、かなり各国のドラマ事情には違いはありますが、マメ的には、日本のドラマがまだまだ少ないことが非常に残念です。
今回は言いたい放題のマメでしたが、日本のドラマは外国人からみたらどうなんでしょうね??

(18.1.2003記/マメ)