食わせ好き

ベトナム人とゴハンを食べるとなると、やはりベトナム料理を頂く機会が圧倒的に多いです。
ハノイの人たちはとてももてなし上手で、みんなでマルマメのお椀にいろんな料理をどんどん取り分けてくれます。
食べ始めると、マルマメのお椀は頑張っても頑張ってももう2度と空になることはない、ってほどです。
とくにおうちでのおよばれの時は、家でいちばんエライ?お父さんを筆頭に取り分けてくれるので、断るわけにもいかず、つらいこともしばしばあります。
いつも感心するのは、ベトナム人はお客の食べる様子もよく観察していて、マルはどれが好きそうだ、とか、マメは鳥のどの部分が好きそうだ、とかいうのを的確に察知し、「これが好きなんだね」と言いながら取り分けてくれるのです。
こういうサービスはほんとうにうれしいのですが、全部について「おいしいか?」と聞かれるので、口に合わないものがあるときは少々ツライです。マメも今ではもう「まぁ普通かな。」とか「ちょっと苦手。」とか正直に答えるようにしていますが、昔は違いました。気をつかって、「おいしい」と無理やり答えていたために食べても食べてもお椀に入れられ、泣きそうになったことが何度もあります。
それに、ベトナムでは来客時の料理は多めに盛り付けられているのが普通なのですが、そのことを知らなかったので、日本と同じようについつい残しては失礼だと思ってしまい、死ぬ気で食べていたことも多々ありました。余りに余った料理を見ながらマルに、"マル、もっと本気出して食べてよぉー。”と目で合図を送れば、”マメこそもっと助けてくれよぉー。”とニラみ返される始末。。。そしてお互い苦笑い、つらかったなぁ。。。
何回もこんなことをやっていると、ベトナム人は人に勧めてばっかりで、自分たちはほとんど食べていないってことにも気がついてきます。わたしたちは日本でも大食いなほうだったので、明らかにいつも彼らの2倍は食べています。本気で満腹になってくると、こんなに頑張ってるのになんでまだ納得してくれないんだ?いつまで食べたら許してくれるんだー??・・・と勝手な被害妄想を起こしてしまい、ほんとに恨めしく思ってしまったこともしばしば。。
今思えば、ちゃんとお断りしても全然失礼じゃなかったのに。。。気が弱いって損だわ。。。。
とにかくベトナム人は、家に人を招くのも好きだし、もてなし上手な(食事を勧めるぎるのはどうかと思いますが。)人たちです。
彼らの家にもし招かれた時のコツとしては、早めに「もう満腹です」と伝えることです。そうしなければ、満腹と言った後に出てくるゴハン&スープ、もしくはブンを胃に収めることはできません。もちろんさらにそのあとに続くデザート(フルーツであることがほとんど。)のことも計算に入れておかないと大変な目にあいます。
(9.10.2002記/マメ)