前回、ベトナム人はもてなし上手(食わせ好き)だと書きましたが、もてなされる側のベトナム人はどうでしょう。
うむむ、マメの観察によると、身勝手にもベトナム人は、食わず嫌いの傾向にあるようです。
日本食レストランに連れて行ったときなどは、お約束のようにあえて寿司やら納豆やらを注文しますが、お世辞が上手なハノイの人たちは、笑顔が引きつりながらも決して「まずい」とは言いません。が、ほんとは口に入れるのも嫌そうで、箸でいじくってもてあましていることが多く、見ていてちょっとかわいそうになってくるほどです。マメも日ごろから、ハノイの日本食レストランの味付けは全体的にどこもちょっと塩辛いな、とは思っているのですが、ベトナム人にとってはかなりしょっぱいらしいです。
うーん、口に合わないのはしょうがないとしても(確かに初めてだと寿司はコワイでしょう。。。)、初めの一口目がよくありません。鍋物や天ぷらでさえ、ゆっくり、こわごわと口に運ぶ様子は、ちょっと構えすぎていておもしろいです。彼らは決してその緊張が私達に伝わっているとは思っていないようですが。
それにしても、マルマメはいつも、鶏の足先でも血の塊でも、蛙の足でも、犬の肉でも、勧められたものは何でも豪快に食べている(ふりをしている。ほんとは初めはちょっとコワイ。実は、こわさのあまり一気に口にほおり込んでた気もする。。。)ので、そんなベトナム人たちを見ていると、ちょっぴりだけガッカリしちゃうのも事実です。
まぁ、それは日本食に限らず、イタリアンやフレンチ、タイ料理やインド料理など、普段食べ慣れないものはすべて受付けられないようなのですが。上流階級を除き、どうも食わず嫌いの傾向にあるようです。(中華に限っては、もともとおいしいと思い込んでいるみたいだけど。)
とにかくどの海外の料理もあんまりベトナム人の口にあうものは少なく、なんとなく誘ったこちらが気を使うので、ベトナム人と盛り上がって飲み食いするには結局はベトナム料理が一番ということになります。
(余談ですが、以前、大人数でハノイの有名店でお寿司を食べたとき、いっしょに食べた日本人には何も異常はなかったのですが、翌日ベトナム人の何人かが軽い腹痛を起こしていました。体の抗力ってやっぱり違うんですかね。それともまさか、神経性の腹痛か??)
今までマルマメ家に何人かのベトナム人の友達を招待したことがありますが、そのほとんどが20代前半の男女ということもあり、さすがに若者だけあって彼らの日本食への反応はまずまずだったので報告します。
毎回いろいろと日本の料理を紹介すべく考えて料理するのですが、とりあえず口ではどれも「おいしい」と言ってくれますが、見ている限り、本当に気に入ってくれていたのは、以下のものでした。
肉じゃが、レンコンの揚団子、お好み焼き、きんぴらゴボウ、ほうれん草のおひたし、マーボーナス、鳥の南蛮付け、カレーライス、天津飯・・・
逆に、どうも口に合わなさそうに見えたのは、酢の物、冷奴、ツナサラダ、トマトのパスタ、いんげん豆のサラダ、うなぎとニラの炒め物・・・あと、個人差はありましたが、味噌汁、チャーハン、ハンバーグ、エビチリソースなどもいまいちだったかなぁ。
お菓子では、バナナのケーキを焼いたときはまぁまぁの反応でしたが、紅茶のケーキの時はベトナム人には甘みが少なすぎたせいか、食べっぷりを見ている限りおそらく不評でした。和風のものを、と思って、抹茶と小豆のケーキを焼いたときにも、ちょっと怖がってるんだろうな、小鳥のように食べてる子もいました。押し付けがましいとはいえ、作ってる側としては、ケーキの何がこわいんんだ??ガブっと食べてからウマイかマズイか言えーっって思っちゃいます。。。
とにかく、こちらで作れる日本食を一生懸命考えて作ったわりに、報われることは少ないのですが、まぁひとつ言えるのは、ベトナム人の好みの味付けは、油やにんにくをたくさん使うのはいいけれど、塩辛いのは禁物。薄すぎるのはまだまし。砂糖を使う場合は、常識を打ち払い、迷うことなくドバドバ入れること!
(10・10.2002記/マメ)