それいくら?

ベトナム人と話していると、すぐにお金の話になります。
ベトナムでは、いくつかの外国人用のお土産屋さんを除いては、ほとんどの店に定価表示はありません。
電化製品を買うにも、服を買うにも、野菜を市場で買うにも、すべて店員と交渉してからというのが普通です。
そのためか、ベトナム人はものの値段(相場)に非常に敏感で、人が買ったものの値段を知りたがる傾向が強いです。
たとえば、「さっきザボンを食べたから、まだおなかすいてないんだ。」というような内容をマメが言ったら、「そのザボンいくらで買ったの?」と話がそれ、それでも答えると「えーっ。高すぎ!もったいないー。信じられないーっ。」となります。
新しい洋服の時はとくに質問攻めで、ちょっとほめた後にすぐさま「生地はいくら?仕立て代はいくら?」ときます。マメがちょっと高めで買っていれば、大げさにおどろいてマメの買い物が失敗だったかのようにを責めてきます。
このときばかりは、自分がめちゃくちゃ無駄使いをした大バカ者のように思われて、とても肩身の狭い思いをしなければなりません。(実は金額的には30円〜300円くらいの損害ばっかりなんですけどね。。。)
それは男性にも同じです。バイクを修理しても、髪を切っても、セーオムに乗っても、とにかく値段に関することは何でも聞いてきます。
がんばってるつもりでも、どうもマルマメは値切るのが苦手だし、気持ちよく買い物するのが一番だと思っている(ただし、明らかなボリは別です!)ので、ベトナム人と全く同じ金額まで値切るのはちょっと難しいな、というのが正直なところなんですが、うーん、みんなキビシイ。。。まぁたぶん外人だからといってボラれてないかを心配してくれているのもあるのかもしれないけど。
とはいえ、ベトナム人同士の会話の中でも同じようなやりとりは日常茶飯事です。これはきっと、相手を非難するためではなく、時価を知っておきたいからなのだと思います。
お給料についても、みんな、友達や同僚の給料は当たり前のように知っています。お互いに聞きあうことが失礼ではないようで、マルマメもしょっちゅう「給料いくら?」の質問を受け、一瞬ひるみます。一般ベトナム人より高いのは確実なので正直に答えるのには少し抵抗があります。こういう文化だと、情報がオープンな面はいいですが、彼らを雇う側は大変だろうなぁと思います。(同僚と少しでも差があったりするとかなり抗議するようなので。)
あと、ものの値段を言う場合、いいものを安く買うのが自慢なようです。いいものを高く買うのは、あたりまえでおもしろくないようですね。マメが持ってる日本製のものの値段も、あれこれ、もうほとんど質疑応答済みですが、ベトナムで手に入る日本の電化製品には並々ならぬ憧れを持っているものの、その他のものの物価にはひたすら目を白黒させて驚いてくれる(特に果物や野菜の値段、美容院代、結婚式費用、駐車場代、化粧品代などはすごかったかな。)ので、見ているとおもしろいです。
いまだに値段を答える時には、無駄使いを非難されないか毎回毎回ドキドキしますが、たまに「あら、安く買ったね。」と言われると、なんだか拍子抜けすると同時に、褒められたようで妙に感動したりもします。そこではじめて、「高すぎっ。」って言葉を身構えて待ってる自分に気がつくのです。。。
そうそう、ひとつ付け加えておくと、さすがに、プレゼントしたものの値段までは、めったに(←注)聞かれないのでご安心ください??
(18・10.2002記/マメ)